ANNEX(=別館)。ロンドンへ旅行した時の日記「ロンドン旅行記」 | IN ENGLISH
他サイトとのコラボレーション・コンテンツ「黒猫ドウメイ」
都会でタヌキを見かけた事を大袈裟にレポートした「阿佐ヶ谷のタヌキ」などを掲載。
※私は阿佐ヶ谷在住じゃないので念のため
後日談
「世界の車窓から」というフィラー番組が人気を保っている理由を実感させてくれるのが、英国鉄道の醍醐味だろう。
イギリスは鉄道発祥の地であり、現在では短い距離から長距離まで、様々な用途に応じて人間を運んでくれる。
日本もイギリスの鉄道システムを導入したことから、似たような形態を持つ鉄道網が広がっている。今では、日本は鉄道技術において、世界最高峰といわれる程になった。

近いうちに、日本の新幹線がイギリスを走るのだそうだ。
鉄道ファンの新たなな楽しみがこれで一つ増えた。


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このページは個人的な記録であり、人様に見てもらうために作ったわけではないのですが、まあ、覗き見するような感覚で見ていただければいいかなと思って作ってます。 一週間とちょっとをロンドンで何かしているとおもう私について書かれています。
※2000年9月から10月にかけて作成した日記です。

    ロンドン日記 −5日目ー**マンチェスターに行く**


    ---マンチェスター滞在中の友達の家に遊びに行く---


    ロンドンのユーストン駅発マンチェスター・ピカデリー行き、7時15分の列車に乗り込み、ストックポート(Stock Port)まで約2時間15分の旅を楽しんだ。
    列車が発車してしばらくは赤いレンガの家々が軒を連ねた景色ばかりだったが、10分も経たないうちに緑豊かな景色へと変わっていった。より注意深く眺めていると、ひつじやら、牛やらがちらほらし、広い牧場の真中を突っ切っているような感覚になってくる。どこまでも平らで広くそして緑色の平原はこれまで見たことのない不思議な風景である。コナン・ドイルの小説に出てきそうな田園風景がそこにあった。

    ストックポートの駅に降り立ち、そこで待ち合わせした友達に駅近くのマーケットや商店街などに連れていってもらう。商店街といっても日本のそれとは異なり、幅が20mほどもある道路には車が通行することなく、その両側に華やかなディスプレイに身をまとった店が軒を連ねている。HMVからマクドナルド、W.H.Smith、などなど、その商店街にいけば一通りのものが揃う。

    商店街散策を一通り終え、電車でマンチェスターに移動するのだが、どう考えても簡単にキセル出来る列車だ。日本の鉄道は駅に改札というものがあり切符を通さなければプラットホームに行けないが、こちらの(Londonの地下鉄は除き)鉄道は改札の存在がない。駅で切符を売ってはいるが、列車に乗って車掌に「どこから乗りどこで降りる」と告げればその区間の切符を発行してくれる。ただそれだけである。それでもこちらの人はみな正直に買っているし、キセルもしない。マナーが良いというだけでなく、鉄道の乗車料金も安いというのも理由になるかと思う。

    マンチェスター市街を走る路面電車。町の中心部と住宅街を結ぶ市民の足として活躍している。

    マンチェスターでは友人が中華街で醤油を買い、その足で一部路面を通る電車でLowliの記念館へ行った。記念館へ行く前に、運河の付近も散歩。思ったよりも大変広い運河で、地理感の無い私は、すぐ近くが海なんだろうと勝手に判断。

    どうやら潮の匂いまでするという安易な考えまで起したが、ここはマンチェスター。どちらかというと内陸部にある。したがって海は近くない。

    話を元に戻すが、Lowliの記念館といってもめちゃくちゃでかい建物で、彼の作品が展示されていて、シアターまだ備えている近代的なビルである。まだ出来たばかりということだった。入場料は無料である。
    一通りの作品を見た後(それもじっくり)、カプチーノを飲んだ。おいしかった。
    カプチーノを飲んだ後、その周辺の運河を散策し先ほど寄った中華街で食料を調達し一路ストックポートの友人の家へ行く。


    イギリスでいう一般的な住宅街で、同じ色、似たような建物の家が
    ずっと並ぶ日本では余り想像の出来ない世界である。