2003年06月19日 | 投稿者 taku : 2003年06月19日 00:00
君は何を見てるの?
毎晩、私の部屋へやってきては、何かを待っている真夜中猫。
何を待っているかは、大体想像付くんだけど、それにしても、窓枠をタムに見た立て、シッポをスティック代わりに、
あの「デュオ」の奏でる音楽のようなリズムを刻んで、眠りから覚まさせてくれます。
別の窓の直ぐ側には街灯があるんですが、その街灯がある種の間接照明のような明るさで部屋を照らしてくれるものだから、
時折、こちらをのぞく猫の目が、街灯の光を反射してキラッとするのが、
ちょっと恐かったりもします。
それでも、ぼんやりとした黒猫特有のシルエットは、ホタルのおだやかな光のようでもあり、
肩を撫でる高原の風のようなやわらかさでもあり、
その心地よい姿に酔いしているうちに眠りについてしまいます。
先日、それは満月の光が部屋の中にすうと入って来る穏やかの夜だったのですが、
時折うにゃうにゃ言いながらシッポをペタンペタンしていたので、何か居るのかと外を猫の背中越しに見てみると、
たまに見かける白いニャン子が、私の真横でウニャウニャ言っている彼を見つめてました。
ひょっとして恋の予感?
ちょっと羨ましいやら、嬉しいやら、複雑な気分でしたが、毎晩窓辺の猫を自らを以って任じている彼の行動の意味が理解出来たのは言うまでもありません。
そういう、若かりし日の青春のような、ほんのり苦いキスの味・・・ってニコチンの味じゃないか!っていうツッコミはまあ置いときまして、
例えるならShakespeareの戯曲のような、あるいは夢だけに出てくる恋人のような、そんな切ない雰囲気すら感じてしまいます。
というのも、うちの猫はイエネコで外に出さない、いわんや出しても這いつくばってしまって動けなくなるような内弁慶ネコなので、
それに、去勢済みなので残念ならがメイク・ラブまでは辿り着けないんです。
ちょっと可哀想な気もするし、自分だったらかなりブルーになるんですが、本人は余りその辺は深く考えてないようなので何よりな今日この頃であったりなかったり。