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2004年12月08日 | 投稿者 taku : 2004年12月08日 10:15
グラムなオリエント
近頃、マイナーな博物館や美術館に行くのが楽しくって仕方が無い私ですが、中でも一番楽しかったのが「中近東文化センター」というその名が冠する通り中近東の美術品を集めた博物館が併設されている研究所です。
中近東と一口にいっても、その広大な土地は古代から東方と西洋の文化交流のルートに位置していたせいか、複合文化芸術とでもいうのか、一風独特の体裁を整えてます。
イル・ハーンというモンゴル人が中央アジア一帯を征服してからの続く100年間の美術なんかが好きです。
今までは南宋の青磁や高麗青磁が私の興味の中では一番好きな部類だったんだけど、東西の交易ルートの中間地点辺りの美術品もなかなかです。
古代エジプトの神オシリスとその妻イシス、そしてその二人の間の子ホルスにまつわる物語もそこでの訪問をきっかけに知る事になり、古代インドのエロティックなお話もいいけど、中東地域の神話にも興味を抱くようになりました。
お気づきの人いますね、「オシリス」はHedwig And The Angry Inchの中で出てきた"Origin Of Love"の歌詞の中にも出てきた中性を象徴する神の一人。(ちょっと語弊あるけどね)
あの映画の中で、ハンセルはアメリカ人軍曹と出会い、そして結婚する事になるけど、彼にとって結婚の妨げになるという男性シンボルを切除する手術に失敗し、それがフィジカルにもそしてメンタルにも「しこり」となって遺る。
オシリスも、自分の弟にその身体を細かく切断されてしまい、妻イシスがそれらを丁寧に拾い集める。ただし、男性シンボルだけはナイル川のワニに食われてしまっていて、彼は中性となってしまう。
ま、皆さんご存知なのかもしれないけど、私は偶然、調布にある中近東文化センターでその話のつながりを知ったわけです。ついでに、マトリックスのネブカドネザルもエジプトの王の名前だったのもそこで知りました。
こういう落ちなら、グラムロックと無関係な話をしているわけでもないって納得していただけたでしょうか。