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2005年06月02日 | 投稿者 taku : 2005年06月02日 00:00
甲斐バンド
1980年だったと思う。まだ4歳だった。不良な母親に連れられて甲斐バンド武道館コンサートに行く羽目となった。そのころ、家にはThe BeatlesやらT.Rex、ROXY MUSIC, Rolling Stonesなどのレコードが始終鳴り響き、それと同時にどういうわけか明太ロック総本家の甲斐バンドの楽曲がズシンズシンと鳴り響いていた。
さすがにビートルズと甲斐バンドは小さい子でもそれ程難なくむしろ心地よいほどに聴こえてくる楽曲ばかりなのでそれ程迷惑には思わなかったが、ROXY MUSICに関しては感受性が不全な子供だった私にはただの恐い音楽としか感じなかった。
当時暮らしていたマンションの階下には、某交響楽団でチューバを演奏していたおじさん一家が暮らしていて、そのおじさんが休みの時は心地よいチューバサウンドが周囲に響き渡るという環境であった。
私にとってはそのチューバの音を聴くことが出来る時間は、ある種のお楽しみの時間であったわけだが、周辺の住民はきっと迷惑だったに違いない。しかし、だからといってギクシャクするような雰囲気ではなかった。
ズンズンズン。低音のそれも地響きがする程の大音量のそれが、会場内を伝わり、それが私の全身に共鳴してくる。舞台は暗闇に包まれ今か今かと待ちわびる今ではただのおばはんだけど当時はぴちぴちのギャルだった女の子がキャーキャー騒ぎ出す。
戦争でもはじまったような爆発音と共に舞台に閃光が放たれ、その瞬間ギターとドラム、そしてベースとボーカルが一斉に暴れ出す。甲斐バンドの登場だ。
しばらくの間はそれほど好きな曲がなかったので覚えてないが、ライブ中盤か後半、「破れたハートを売り物にして」のイントロが延々と続く。3分程度続いたくらい長く感じた。実際長かったのか、そうでもなかったのかは4歳の私にはわかるはずもないが、随分とワクワクした。
2005/06/02
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