T.REX(ティーレックス) / MARC BOLAN(マーク・ボラン)のトリビュートサイト
Marc Bolan(本名Mark Feld)1947年9月30日生 1977年9月16日没。1970年代のグラムロックシーンを代表するアーティスト。 David Bowieらと共にグラムロック・ムーブメントを引き起こした。洗練された音楽・ファッション・詩からは、未だに新たなファンを生み出す神秘的な魅力(永遠のカリスマ)を感じさせる。

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2005年07月04日 | 投稿者 taku : 2005年07月04日 16:30

三鷹で見つけた路傍の石

先週、中央道の三鷹バス停に訪れたばかりではあったが、今週の日曜日は三鷹方面を散策した。
ご存知のとおり、都議選の投票日であったので、近所の投票会場へ寄ってから、地元に越してきた友人のTさんを連れて一路久我山方面に向う。
首都高の下を進む途中、傍らに畑が点在するのが面白い。道路脇に並ぶ即席販売場で売られている野菜は、市場よりもお手軽な価格であり、採れたての土の香りのする野菜は道行く人の評判になっているそうだ。

途中から玉川上水沿いに入り、川のせせらぎを楽しみながら、数キロ続く緑のトンネルを自転車でゆっくり走るのは、仕事に煮詰まった時などには絶好の気分転換となる。
畑の数も井之頭公園に近付くに連れて増えていき、まさにとなりのトトロの世界を彷彿とさせる田園風景に出会う事が出来る。

御殿山を過ぎたあたりで、もう少しで三鷹駅という地点に差し掛かる。この付近、太宰治が入水した場所として知られ、三鷹の禅林寺には太宰と共に森林太郎も眠る。
明治・大正を代表する作家が好んで武蔵野周辺に居を構えていたことから、この付近には近代日本文学に関するネタに尽きる事がない。

mitaka_001.jpg太宰の入水地近くにある「山本有三記念館」にも立ち寄った。記念館門前には、彼の作品「路傍の石」をもじって、二抱えはありあそうな大きな石が置いてあり、エスプリが効いている。
三鷹市の外郭団体が管理しているこの記念館は、ありがたいことに入場無料である。建物自体は、元来別荘として建築したというものであって、豪華絢爛というわけではないが、イギリスの中流階級が暮らす住居といった趣きがある。

ちょうど、この日は「山本有三展 ~文学的交友について~」という期間限定の展示が行なわれていた。
建物の外観は、写真でもわかるように洋風建築となっていて、内装も先述のとおりの様相であるが、2階の1室は数寄屋造りとなっていて、そこだけ異空間といった趣きだ。
とはいえ、違和感は差ほど感じられなかった。数寄屋造りの質の高さなのか、私自身の日本人として感じた和の空間であったからなのか。
私自身は山本有三というと路傍の石しか思いつかない薄学な人間なので、この程度の感銘でしかないのが勿体ところだが、戯曲に通じている人なら、こうした空間を訪れてみるのも悪いことではないだろう。
ともかく、この周辺の緑が心地よいので、散歩のついでにちょっと寄ってみるという程度でも、十分この建物の意義は果たしているだろう。


    三鷹市山本有三記念館
    〒181-0013 東京都三鷹市下連雀2-12-27
    TEL:0422-42-6233
    開館時間 9:30am - 4.30pm
    休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は開館し、その翌日と翌々日は閉館)
    入場料 無料
    交通
  • 三鷹駅より徒歩12分

  • 吉祥寺駅より徒歩20分

  • シティバス むらさき橋または山本有三記念館前

  • ※「山本有三展 ~文学的交友について~」は、10月2日まで開催。

記念館を後にすると、次の目的地は、Tさんの友達でどこか不思議な雰囲気をもっているKさんの家を訪問する事となった。
Tさんは、玉川上水散策中に衝動買いした農家のトマトをKさんに届けたいと言い出したのだ。なんだか面白いことになってきたので、トマトを届けるのに同行してみることにした。
Kさんの家は、吉祥寺の閑静な住宅街に位置し、昭和の古き良き時代を感じさせる外観にノスタルジーを感じた。
そんなノスタルジックな建物の住人は、パリのど真ん中に暮らしていた時代があったというほどのジェンヌで・・・のはずだが、おくびにもそんな感じはしない。実際、パリで暮らしているような人は、贅沢もしなければ、むしろ質素でシンプルな生活をしている方が大抵なので、当然といえば当然なのかもしれない。

トマトを届けたついでにコーヒーを一杯ご馳走になり、この日の散策は解散・終了ということになった。

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COMMENT | コメント

投稿者 mieno : 2005年07月05日 08:34

楽しそうな散策でしたね 川沿いを歩くのは私も大好きです
山本有三邸は設計も施工も不明なんですね 大正の建物の割にはデータがないってのは 意外と山本有三本人が設計だったりして。。。ありえる話です
それにしても様式がゴチャゴチャでいいですねぇ(笑)
明治期の疑洋風とは違う洗練された「疑」って感じで。

投稿者 mieno : 2005年07月05日 09:14

調べてみたら山本有三が住む前に 貿易商が住んでいたという事でした。
設計者は未だ不明。。。気になるぅ

投稿者 taku : 2005年07月05日 09:30

mienoさん>
設計者の情報がパンフレット等を見る限りでは全くないのですが、唯一わかっているのでは、「別荘として建築された」ものを有三が引っ越してきて住まいとした、ということです。
一時期、進駐軍に抑えられていた事もあるので、有三が暮らしていたものと、もしかしたら若干カスタマイズされているかもしれないのですが・・・。