T.REX(ティーレックス) / MARC BOLAN(マーク・ボラン)のトリビュートサイト
Marc Bolan(本名Mark Feld)1947年9月30日生 1977年9月16日没。1970年代のグラムロックシーンを代表するアーティスト。 David Bowieらと共にグラムロック・ムーブメントを引き起こした。洗練された音楽・ファッション・詩からは、未だに新たなファンを生み出す神秘的な魅力(永遠のカリスマ)を感じさせる。

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2005年12月20日 | 投稿者 taku : 2005年12月20日 14:21

新蕎麦は透き通った水の味。

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昨年、新蕎麦の会というのに誘われたのがきっかけで、今年もその新蕎麦の会というのに行ってきました。

1回目は、「なにやら蕎麦打ちの名人が新蕎麦を披露」するんだ、というような事で、半ば興味本位での参加。
しかし、一口食べた途端、眠っていた前身の血流が頭の先からつま先まで超高速移動をしたかのごとく衝撃的な感動を得たのです。
何にしても「初めて」の時というのは感動するもので、2度目以降はそれほどでもない、という心理的影響作用があるのだとか。
そうか、と思った私は、湧き上がる期待を押さえ、冷静を保ちます。
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ところで、その蕎麦打ち名人というのは、NHKの趣味悠々で今秋蕎麦打ちを指南していた高橋邦弘氏。
ブラウン管を通して見るそのままの風貌の出で立ちでリズミカルに蕎麦を打っていきます。
きっと彼自身、熱狂的な蕎麦好きなのでしょう。蕎麦を打っている姿から伝わってきます。

首を長くして待っていた「新蕎麦」。
名人とそのお弟子さんが総動員で新蕎麦を披露してくれる「私にとっての今年最大のイベント」。
同席した私の親戚の一人は有給休暇を取ってまで参加しているという熱の入れです。
蕎麦の魅力を知った人は、仕事よりも蕎麦を優先にしがち・・・なのかも知れません。

広島の名水と、源泉された新蕎麦、そして何より心のこもったプロの手打ちという最高のコンディションでテーブルに運ばれてきました。
合計3枚運ばれるうち、最初の1枚が目の前に。私のハートは透き通った若さあふれる蕎麦の艶に心を奪われ、自我を失いそうです。
まずはそのまま1本だけ口に。アルプス山脈が見えてきます。
コシが強さ、豊かな風味。何も飾らない盛り蕎麦は、一目にはシンプルですが、そのシンプルさが他のあらゆるものを必要としない充実感が漂います。
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蕎麦一本、そのたった一本が、あたかも深山の湧水ように口の中で踊り始め、透き通った天然水を含口しているかのような感覚。
前の年に覚えたあの感動を超えるものを与えてくれました。
まさに、幸せの絶頂。今まで感じた幸せのすべてが吹き飛んでしまう程の感動です。

写真にあるように、いわゆる江戸前そばといった感じのもので、ちょうどこの辺でいうと深大寺で食べられる蕎麦と同じタイプでしょう。
どっちがおいしいとかという比較は出来ないのだけど、年に一度しか経験できないというプレミア感(私が勝手に年に1度にしているだけ)も、おいしさのひとつに入っているかも知れません。
けれど、蕎麦を打っている人が、「自分が食べておいしい蕎麦を食べてもらいたい」というただそれだけのシンプルな情熱と、決して気取る事のない信頼のおける人柄、さらには、蕎麦に向かう姿勢が勘に頼るものではなく、むしろ論理的に、極めて冷静に作られるその姿勢に敬服しました。
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年が明けて、少し梅の花でもほころび初めて頃にでも、今度は深大寺あたりで蕎麦オフでもやりたいと思う今日この頃です。


■参考リンク
・翁達磨:http://9638.net/daruma/
・湧水(深大寺蕎麦、いちおし!):http://www.yusui.co.jp/