T.REX(ティーレックス) / MARC BOLAN(マーク・ボラン)のトリビュートサイト
Marc Bolan(本名Mark Feld)1947年9月30日生 1977年9月16日没。1970年代のグラムロックシーンを代表するアーティスト。 David Bowieらと共にグラムロック・ムーブメントを引き起こした。洗練された音楽・ファッション・詩からは、未だに新たなファンを生み出す神秘的な魅力(永遠のカリスマ)を感じさせる。

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2006年08月08日 | 投稿者 taku : 2006年08月08日 02:03

The Guess Whoって誰?

"no time", "these eyes"などの名曲を残し、レニクラことLenny Kravitzのカヴァーで知られる"American Woman"、ワールドクラスの名曲"No Sugar Tonight/New Mother Nature"で活動拠点のカナダのみならず、全世界を一蹴した伝説のバンドが、the guess who
モッズ最高峰のイギリスのバンドThw Whoとライブ・フェスティバルで互いの曲を交換して演奏したりと、The Whoもそうなんたけど、心がオトナのバンドです。

FEN(現:AFN)でNo Sugar~が流れて来た時、ブリティッシュ・ロックに影響を受けたアメリカン・バンドだと思ったのだけど、実はカナダ出身のグループということが後に判明。
カナダは王室カナダ騎馬警察というのがあったり、その歴史的な伝統としてイングランドの女王が君主とされていたりと、イギリスの文化の影響が全く無いとは言えないので当たらずとも遠からず?

このThe Gues Whoというバンドはメンバーの入れ替えが激しかったり、時代によって音楽性が大きく異なるなど、その音楽性の変容はEAGLESを匂わせます。
楽曲は、これは私の感想ですが典型的な'70s British Rockという雰囲気がメイン。
Led Zeppelinを思わせるブルージーな楽曲Humpty's Bluesなんて、夏の夜にピッタリ。
お互い別れたばかりの男女が、アメリカン・スタイルのバーで出会い、男が女を口説く時にこんな曲が流れていると一夜干しの恋が出来上がる気がします。

この時代のバンドは演奏が上手なので、スタジオ録音でもライブと同様の雰囲気が出ていて、また、そういった演奏の良さが純粋な音楽だと思わせてくれるので、聴いていて飽きません。

ザ・ゲス・フーについては日本では余り知られていません。
知っている人は知っているけども、絶対数で考えるとほんの僅かです。T.Rexよりも知られてしません。

日本では完全にマイナー扱いですが、American WomanがBillboardで3週間連続1位を獲得したSTATESでは今でもラジオで流れる程のヒット曲になりました。
余り知られていないとはいえ、大学時代にお世話になった江古田のレコード屋「てんとう虫」の店主は知っていました。(今もあるのかな?)
その店に何枚かあったゲス・フーのレコードは買えずじまい。
その時店に並んでいたレコードは買いたくてもレストラン・パブの厨房のバイトではまかない切れない「高価」な商品でした。
そのうち、機会が出来たら行こうと思ってはいたけど、まだ行ってません。自転車で1時間の距離は、ほんの少しの気合が必要です。

ところで、このバンドのメンバー構成について簡単に記しておきます。

まず、このバンドはカナダのウィニペグで結成されました。結成時のバンド名はChad Allan and the Reflections。1960年の事です。
1961年から1962年にかけてバンド名をReflectionsと改名しますが、それも束の間、北米のツアー中に当時デトロイトで有名になりつつあった同名のバンド"Reflections"が存在し、混乱を避ける意味で今度はChad Allan and the Expressionsと改名。 平和主義者って感じがします。

設立当初のバンドメンバー
Chao Allan
Bob Ashley
Randy Bachman
Jim Kale
Garry Peterson
その後、Shaken All Overがカナダのラジオ局で流され徐々に人気が出てきますが、売り出す際に敢えて「だれでしょう?」という覆面バンドとして紹介、GUESS WHOが誕生します。
そして、バンド名も正式にThe Guess Whoとなり、人気ロックバンドの仲間入りを果たしました。
イギリスのThe Whoに対抗しているわけでもないし、実際仲が良かったそうです。

有名にはなったものの、設立メンバーの一人であるAllanとAshleyが地元での活動を望んだため、彼はバンドを離れ以下のような顔ぶれになります。

第2期(A)
Randy Bachman
Jim Kale
Garry Peterson
Burton Cummings(当時17歳)
Bruce Decker
Bruce Deckerがリズムギター担当としてほんの少しの間バンドに在籍しますが、すぐに脱退。1966年の夏には以下の4人となります。
第2期(B)
Randy Bachman
Jim Kale
Garry Peterson
Burton Cummings
1969年、カナダでリリースした"these eyes"がヒットし、RCAがアメリカでシングルとしてリリース。billboardのチャートで6位に着地。
彼らの人気は急加速し、American Womanが空前のヒット。続くNosugar...もヒットしますが、設立メンバーの一人Randy Bachmanがバンドを離れ、Bachman-Turner Overdrive、通称BTOを結成します。
BTOはthe guess whoよりも日本では有名かもしれません。バンドメンバー興味深いのは、設立時にKeith Emersonを向かい入れる予定でしたが、彼の病気のために実現には至りませんでした。
第3期
Burton Cummings
Jim Kale
Greg Leskiw
Garry Peterson
Kurt Winter
1970年代も中頃になると、バンドメンバーの交代も激しくなり、そこそこの人気を継続してはいたものの、チャートへの登場の加工気味になったようです。
途中をかなり省略しますが、大体以上までが黄金期といって差し支えないかもしれません。とはいえ、バンド設立当初のメンバーであるJim KaleとGarry Petersonは現在でもバンドを継続させています。
現在(2006年)
Carl Dixon
Jim Kale
Laurie MacKenzie
Garry Peterson
Leonard Shaw
BTOを設立したBachmanと初期のメンバーBurtonによって世界的に有名となるバンドになったような次第で、黄金期のThe Guess Whoのファンは恐らくBTOへ流れていったような気がしないでもありません。
ともあれ、the guess whoが音楽界に残した功績は余り知られていないようでいて、実は衝撃的でかつ大きいものであったのは間違いありません。
特に、初期~黄金期の楽曲の完成度は非常に高く、良い意味でブリティッシュ・ロックのエッセンスとアメリカナイズされたテイストがマッチングしていて、また、それが彼らのユニークな点なのです。


参考資料
THE GUESS WHO, THE ULTIMATE COLLECTION (ライナー)
Wikipedia(The Guess Whoのエイリアス):http://en.wikipedia.org/wiki/The_Guess_Who