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2006年11月08日 | 投稿者 trextacy : 2006年11月08日 08:29
「宇宿允人の世界」という世界
この年末、楽しみにしているイベントがある。
クラシック音楽というと、どうも「古い」とか、「難しい」というイメージを持っている人が多いようで。
ただ本来の意味である「基本」が、近頃のクラシック音楽から遠のいているのも事実。
大して知りもしないクセにフルトヴェングラーだのマーラーだのって、それは私の事。
そんな私のように基本中の基本を知らない人に,懇切丁寧にクラシック音楽の基礎を教えてくれるのが、「宇宿允人の世界」と題されたコンサート。
指揮者の宇宿氏率いるバンドの奏でる音は、実際に聞く前と聴いた後では印象を異にする。
当初、何か異端なというか、変則的なというか、そういうある種異質な音楽なのではないかと思っていたのだが、実際にはそこで演奏される楽曲の殆どはとてもスタンダードで、頭の中で想像なり期待している通りのあのメロディーが奏でられるのである。
しかし、ただ奏でられるのであれば、毎回4000人近い聴衆が集まる程の人気を持つコンサートになるはずもなく、どこかがN響や新日フィルといったコマーシャルな団体の演奏とは違うのだ。
坦々と演奏するN響や新日フィルも悪くはない。ただ、日本のいわゆるコマーシャル・バンドの演奏は濃淡が薄いというか、コントラスト比が安物の液晶パネルといった感じ。
ところが、この宇宿氏のバンドは、危機感と緊張感、そして、それら2つの要素を逸脱した後の達成感が同時に訪れる不思議な演奏を与えてくれる。
とにかく、不思議だ。
Further Information: 「宇宿允人の世界」公式WEBサイト